
組み込みブラウザとは
Enghouse Smart Browser は、制御性・予測可能性・長期安定性が重要視されるデバイス向けに設計された、組み込み型の HTML5 および HTML Living Standard 対応ブラウザエンジンです。
Espial Browser の名称としても知られ、20年以上にわたり、コンシューマー向け電子機器、産業機器、医療機器、自動車プラットフォーム、そして IoTデバイスなど、幅広い分野で採用されてきました。
Smart Browser は、コンシューマ向けブラウザを単に組み込み用途へ転用したものではありません。製造業者、通信・放送事業者、プラットフォームプロバイダー向けに専用設計されており、標準規格に準拠したユーザーインターフェースを提供しながら、性能・ブランド・製品ライフサイクルに対する高度なコントロールを可能にします。
現在では、世界中で数千万台規模のデバイスに搭載されており、スマートテレビ、IPTVセットトップボックス、ケーブル/衛星受信機、Blu-rayプレーヤー/レコーダーに加え、各種業務機器や産業システムなど、幅広い分野で利用されています。
主なメリット
当社の組み込みブラウザで、ユーザー体験(UX)を新たな次元へと進化させる
Enghouse Smart Browser(Espial Browser)は、HTML5およびHTML Living Standardに対応した高機能な組み込み向けレンダリングエンジンです。テレビ、業務機器、産業機器、IoT、医療機器、自動車といった各分野において、リッチでインタラクティブなユーザー体験を実現するための最適なソリューションです。
- 数千万台規模でスマートテレビ、セットトップボックス(IPTV、ケーブル、衛星放送)およびブルーレイプレーヤー/レコーダーに採用されています。
- 4K/8K衛星放送、ハイブリッドキャスト、データ放送(BML)、HbbTV、ATSC 3.0 など、主要なグローバル映像配信規格に対応しています。
- 通信・放送事業者、デバイスメーカー、ミドルウェアベンダーによるインタラクティブなUXおよびストリーミング動画のOTTアプリケーションに対応しています。
機能 / 主な特徴

Enghouseの 組み込みブラウザが選ばれる理由
Smart Browser は、特定の課題を解決するために開発されました。組み込み機器の開発チームは、コンシューマ向けブラウザプラットフォームに伴う運用リスク、強制アップデート、ブランド制約に縛られることなく、Web技術の柔軟性を活用したいと考えています。
Smart Browser により、プラットフォームに従属するのではなく、プラットフォームに適合する、安定性の高い標準規格ベースのブラウザを利用できます。
機能の導入タイミング、アップデートの管理方法、そしてユーザー体験の進化のさせ方を、すべて自社でコントロールすることが可能です。
このアプローチにより、統合に伴うリスクを低減し、ビジネスモデルを保護するとともに、デバイス世代や市場を問わず一貫したユーザー体験を実現します。
注目のホワイトペーパー
ヒューマン・マシン・インターフェースのデジタルトランスフォーメーション
HTML5ベースの最新HMIソリューションが、産業環境におけるデジタルトランスフォーメーションをどのように推進しているかをご紹介します。本ホワイトペーパーでは、組み込みブラウザ、リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)、およびスケーラブルなソフトウェアアーキテクチャが、リソース制約のあるデバイス上でリッチでセキュア、かつ高性能なヒューマンマシンインターフェース(HMI)を実現する仕組みを解説します。また、Enghouse Smart Browser と Wind River の技術が、LinuxおよびRTOSプラットフォーム上で高度なAI対応の産業向けアプリケーションをどのようにサポートしているかをご紹介します。
Enghouse は、コンシューマー市場、産業市場、および規制対象市場において、デバイスメーカー、通信・放送事業者、サービスプロバイダー、プラットフォームベンダーと連携しています。
当社は、各チームがSmart Browserをハードウェア、オペレーティングシステム、およびミドルウェアと評価・統合できるよう支援しています。また、スマートテレビ、セットトップボックス、放送プラットフォーム、産業システム、医療機器、自動車向けインターフェース、IoT製品など、幅広い分野での導入をサポートしています。
新しいデバイスの開発・発売、既存ユーザーインターフェースの刷新、あるいは複数プラットフォームのホワイトラベルブラウザへの統合など、あらゆるケースにおいて、初期評価から導入、そして運用フェーズに至るまで継続的にサポートを提供します。
FAQs
Smart Browser Japanese
Enghouse Smart Browserは、Espial Browserとしても知られており、HTML5およびHTML Living Standardsをベースにしたホワイトラベル対応の組み込みブラウザです。
Smart TV、セットトップボックス(STB)、オールイン・ワン・プリンタ―、産業機器、医療機器、車載プラットフォーム、IoT製品向けに設計されており、高いパフォーマンス、柔軟な制御性、そして長期的な安定運用が必要とされる環境に最適です。
Smart Browserは、組み込み機器や規制要件のある環境向けに設計されています。
一般消費者向け市場で求められる頻繁な機能追加や仕様変更よりも、長期的な安定性、予測可能な動作、制御可能なアップデート、メモリ効率、そして長期的なライフサイクルサポートを重視しています。
はい。Smart Browserは完全なホワイトラベル対応です。
お客様から特別なご要望がない限り、エンドユーザー向け画面にEnghouseのブランドが表示されることはありません。
メーカーや通信事業者は、ブランド展開、ユーザー体験(UX)設計、顧客所有権を完全に管理することができます。
Smart Browser is used in smart TVs, set-top boxes, all-in-one printer, industrial HMIs, automotive/ship displays, and IoT devices.
Smart Browserは、Smart TV、セットトップボックス(STB)、オールイン・ワン・プリンタ―、産業用HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)、車載ディスプレイ、船舶用ディスプレイ、IoT機器などで利用されています。
Smart Browserは、Hybrid Broadcast Broadband TV(HbbTV)、ARIB、Hybridcast、Broadcast Markup Language(BML)、Advanced Television Systems Committee 3.0(ATSC 3.0)などの放送関連規格や、各種アダプティブストリーミング技術に対応しています。
また、Media Source Extensions(MSE)および Encrypted Media Extensions(EME)にも対応しており、4K/8Kを含むセキュアなOTT動画配信やアダプティブビットレート配信を実現できます。
はい。Smart Browserは、OTT動画アプリケーションやインタラクティブなストリーミングサービス向けに設計されています。
暗号化コンテンツ再生、アダプティブビットレート配信に対応しているほか、Cobaltアプリケーションフレームワークを通じてYouTube TVにも対応しています。
はい。Smart Browserは、産業機器、医療機器、車載システム、IoT機器向けのHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)用途で幅広く利用されています。
予測可能で安定した動作、ハードウェアとの柔軟な統合、そして長期的なプラットフォーム安定性をサポートしており、高い信頼性が求められる環境に適しています。
はい。Smart Browserは、低メモリ・低CPU使用率環境向けに最適化されており、高いレンダリング性能を維持しながら効率的に動作します。
Smart Browserは、柔軟なポーティングアーキテクチャにより、幅広いOSおよびチップセットに対応しています。現在サポートされているOSは、Android TV、Wind River VxWorks、Wind River Linux、および各種組み込みLinuxディストリビューションです。その他のOSのサポートについては、お問い合わせください。
Smart BrowserはARM、Intel、MIPSアーキテクチャ向けに移植および最適化されています。NXP、Texas Instruments、Broadcom、MediaTek、Sigma Designsなどのベンダーのフォームをサポートしています。その他のプラットフォームのサポートについては、お問い合わせください。
Smart Browserは、タッチスクリーン、各種センサー、コントローラー、メディアパイプライン、IPカメラなどと連携することができます。
これにより、Webベースのユーザーインターフェースからデバイス固有のコンポーネントを直接制御・利用することが可能になります。
Smart Browserは20年以上の導入実績があり、コンシューマーおよび産業分野において世界中で5,000万台以上のデバイスで稼働しています。
Smart Browserは、デバイスメーカー、放送およびペイテレビ事業者、サービスプロバイダー、プラットフォームベンダーなどに利用されています。
これらの企業は、Smart TV、セットトップボックス(STB)、オールインワンプリンター、産業システム、医療機器、自動車・船舶向けプラットフォーム、各種IoTデバイス、そしてコネクテッド機器の開発・運用においてSmart Browserを活用しています。
標準化されたAPI、幅広いプラットフォーム対応、そして豊富な導入実績により、統合の複雑性と開発工数を削減し、市場投入までの時間短縮を実現します。
